「団塊の世代」 一度は耳にした事があると思います。
私はその世代の子供なので「団塊ジュニア」と呼ばれる世代です。
大人になってからは「ロストジェネレーション」などと呼ばれるようになりました。
世代というは、とくにかくカテゴリー分けされるんですよね。
それは置いといて
「団塊ジュニア」世代の私が身近な「団塊の世代」を観察してみました。
そもそも「団塊の世代」とは?
団塊の世代(だんかいのせだい)とは、日本において、第一次ベビーブームが起きた時期に生まれた世代[。第二次世界大戦直後の1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれて、文化的な面や思想的な面で共通している戦後世代のことである。第一次ベビーブーム世代とも呼ばれる。日本経済においては第二次世界大戦後の高度経済成長、バブル景気と失われた20年開始までの時代を共に経験している。
昭和22、23、24年の間に生まれた人達の事って、意外と狭い範囲なんですね。
つまり、今年67歳から69歳になる人達だけなんですね。
私はもっとひろい範囲で「団塊の世代」を指しているんだと思っていました。
団塊の世代 特徴10個
その1 休日はセカンドバッグで行動
私の父親は外出の時は常に持ち歩いていました。今の若い人はわかるだろうか?
「クランチバッグ」のダサイ版だと思ってくればイメージ出来るだろうか。
なぜアレを持つ必要があるのだろうか。鞄としては小さ過ぎるし、完全に片手が塞がってしまって機能的でもないです。
「それ、何入ってるの?」と子供の頃は聞いたものです。
その2 服は基本的に高いものしか着ない
お洒落という意味ではなく、高いものを買おうとするのです。意識としては「高い=良いもの」という感じです。だから、なぜかバーゲンでセールになっていても「セール除外品」を買ってたりします。店から見れば良いお客さんですね。
その3 資料は紙しか信用しない
資料のデータがパソコンに入っているだけだと心配だそうです。「消えたらどうするんだ?」という意識があるようです。だから、基本的にすべてをプリントアウト。コピー料金と紙代が掛かってしょうがない。それに大量の資料でデスクの周りが埋め尽くされます。必要な時にすぐに取り出せるのか?心配になります。
その4 ときどきゴミ箱をあさってる
大事なメモを捨ててしまったようです。
パソコンに打ち込んでおけばよかったのに。
その5 飲食店の店員にフレンドリーもしくは偉そう
初めていく飲食店でも、なじみの客のように店員に接します。それは友好的でとても見習いたいところなのですが、ちょっとでも気に入れない事があるとすぐに偉そうな態度を取ってしまいます。基本的に店員さんを下に見ているからですね。
その6 声がでかい
大丈夫です。聞こえてますよ。
昔は声の大きさが評価された時代だったのでしょうか。
若い女性社員に仕事を指導しようとしても
「なんで、そんな大きな声で話すんですか?」と論点をすり替えられてしまいます。
その7 くしゃみもでかい
思いきりくしゃみをした方が気持ちがいいのでしょうか。
周りはびっくりしてしまうので心臓に悪いです。
その8 バーションアップが嫌い
もう2016年です。「オフィス2000」ってもう16年も前ですよ。
「前の方がよかった!」
「この辺にあったボタンはどこに行ったんだ!」
「余計な事しやがって」
マイクロソフトは多くの改善をした結果、良かれと思って変えてるんですよ。
その9 根性論バリバリ
とにかく気合いと根性で全てを乗り切ろうとします。
残業と休日出勤は美学です。
その10 すぐ床屋にいく
「この前、髪切ったでしょ?」
「どこ切るの?」と思わず聞いてしまいます。
しかし、これは髪を切る目的以外に床屋さんに会いにいくという目的があるようです。
大人になってからわかるようになりました。
だから近所にあった床屋さんが移転して遠くになってもわざわざ時間をかけて行くんですね。
最後に
ざっと身近な団塊の世代の特徴をあげましたが、あらためて考えるともう70歳近い人達なんですね。もう社会で働いている人は少ないかもしれないです。
特徴だけあげると馬鹿にしている感も少しあるのですが、それは自分の父親世代を手放しで誉められないという照れ隠しみたいな部分からです。
愚直に今の日本社会を作ってきた事かと思って感謝しております。
ゆっくり温泉にでも入って休んで下さい。
では、またどこかで。