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消しゴムBlog

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Ordinary People

普通であることの勇気を持とう

他人事ではない!「ルポ 中年童貞」を読んで背筋が凍った。

「ルポ 中年童貞」を読みました。
男性の自分としては、とても怖い読書になってしまいました。

ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)

【本の情報】

タイトル:「ルポ 中年童貞」

著者:中村淳彦

出版:幻冬社

発売:2015年1月

ジャンル:ノンフィクション

 

 決して他人事ではなかった

タイトルが気になって読みました。本の内容はタイトル通りに中年になっても童貞の人を取材しています。
どうして童貞なのか?
どんな生活をしているのか?
童貞のままでいいのか?

「余計なお世話だ!」と言われてしまいそうな内容を質問しています。

ただこの本に登場する中年童貞の人達は取材にも協力してくれるだけあって、どこか達観していて、自分を客観的に見ています。

昔いじめられました。
女性が怖いです。
もう一生このままでしょう。

読んでいるこちらもかなり暗い気持ちになってしまいました。それほど中年まで童貞というのは精神的にキツイのでしょう。

これを読んでいて「童貞」なんて言葉が無かったらよかったのになぁと思ってしまった。本の冒頭には「童貞とは性交未経験の男性のこと」とご丁寧に書いてある。
わざわざ書かなくてもと思ってしまう。

私も童貞の期間は周りの友人と比べて長かった。

童貞であるコンプレックスは割と持っていたと思います。だから「童貞」という響きのなんとも言えない恥ずかしさや劣等感はよくわかります。

取材されている人達は「童貞」をこじらせてしまった人達が多く紹介されています。
なので、どこか別の世界の人という印象もありますが、共感する部分も多くありました。

 

こんな部分に共感した

まず、女性と話すのが苦手だという事。妙に意識してしまって、会話も続かないし、自分の事を変に思われてないだろうか?と考えてしまう。そうなると余計におかしな風に相手に映ってしまうので、悪循環になってしまうのです。

そして、周りが童貞を捨てる事にとても焦ってしまう。にもかかわらず、自分にはきっと特別な女性が現れるという幻想を抱いてしまう。周囲の友人たちよりもずっと綺麗な女性が現るはずだと思ってしまう。

私はたまたま、そんな幻想を飛ばしてくれる女性に出会ったから、現在は結婚をして子供もいますが、一歩間違えば童貞のままだったかもしれないと思いました。

「ここに出てくるのは別の未来の自分なのでは?」

そんな事を考えさせてくれる内容でした。

 

後半はもっと大きな問題を書いてます

この中年童貞が増えている事が、社会的に問題であり、ちゃんと改善策を考えないといけないと著者の中村氏は書いています。中年童貞はコミュニケーション能力が低く、簡単に言うとまともに仕事が出来ないという内容へ、これは一概には言えないのと思いますが、読んでいると当てはまっている部分の多々あるなと感じました。

 

だれの為の本なのか?

これを読み終わって、「これは誰が読むべき本なのか?」と思った。
現在進行形の「童貞」の人は嫌って読まないんじゃないのかな?と思う。
女性は読んだとしても半分冷やかしで読むのではないのかな?と思う。

多分、これは私のようにかつて「童貞」という言葉に劣等感を抱いていた人間が読むべきものなのかな?と思った。

そして、イチイチ「性交渉」を経験したか?、しないか?では何の価値もないと考えるようになりました。

世の中「童貞」よりも気にする事は他にたくさんあるはずです。 

 

 

 では、またどこかで。

 

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