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消しゴムBlog

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Ordinary People

普通であることの勇気を持とう

青春小説のオススメ作家3人【柚木麻子・森絵都・瀬尾まい子】を紹介します。中高校生に是非、読んで欲しい!

本・漫画

青春時代を描いた小説が好きです。
そんな私が選ぶオススメの作家3人をご紹介します。

私は30代男性ですが、これから紹介する作家の描く青春小説はどれも瑞々しいです。まったく青春らしい青春を送れなかった不遇の高校時代を癒してくれます。

もちろんリアルに青春時代を送っている人にもオススメ出来る作家たちだと思います。

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1 柚木麻子(ゆずきあさこ)

1981年生まれ。女の子同士の微妙な関係を描いている所はとても観察しているんだなぁと驚きます。おそらく体験談も入っているのではないかと思います。何度か直木賞候補にも上がるのですが、まだ受賞していないです。いつか受賞して欲しいですね。 

 

【主な作品】

  •  「終点のあの子」
  • 「あまからカルテット」
  • 「嘆きの美女」
  • 「けむたい後輩」
  • 「早稲女、女、男」
  • 「私にふさわしいホテル」
  • 「王妃の帰還」
  • ランチのアッコちゃん
  • 「伊藤くんA to E」
  • 「その手をにぎりたい」
  • 「本屋さんのダイアナ」
  • 「ねじまき片想い〜おもちゃプランナー宝子の冒険」
  • 「3時のアッコちゃん」
  • ナイルパーチの女子会
  • 「幹事のアッコちゃん」

 

終点のあの子 (文春文庫)

 女子校ネタでオススメは「終点のあの子」と「王妃の帰還 (実業之日本社文庫)」です。

特に「王妃の帰還」は現役の中学生や高校生に読んで欲しいですね。教室の中には女子のグルーブが幾つかあって、それぞれどんな立ち位置なのか?を描いています。
物語はトップのグループに居た女の子が平凡な女子グループに入る事になり、どうにかしてその女の子(通称:王妃)をトップグループに帰らせるか?と奮闘するものです。女子グループの描写がとても面白いですよ。

 

他に私が好きなのは「私にふさわしいホテル」ですね。これは新人作家が、あの手この手で売れっ子作家へとのしあがっていく話です。構成はちょっと雑ですが私は好きです。

私にふさわしいホテル (新潮文庫)

ちなみに、最近の作品でナイルパーチの女子会という作品がありますが、これだけは作風が違っています。かなりドロドロした作風になっていて怖いです。今までは、女性特有の性格などを面白しろおかしく描いていましたが、女性の怖さを前面に出したような作品になっています。
2人の女性が主人公なのですが、1人は人気ブロガーという設定なのでブログを書いている人は共感できるかもしれませんね。 

映像化している作品

柚木作品の中で映像化しているのは

嘆きの美女 (朝日文庫) と ランチのアッコちゃん (双葉文庫) です。両方ともNHKでドラマ化されていました。ちなみに両方とも見ていないです。

ランチのアッコちゃん」の方は、ドラマ化の前に読んでいましたがあまり好みじゃなかったんですよね。私としては、なぜこの2作品が?と疑問に思ってしまいます。他にもっと映像化したら面白い作品はあると思います。特に「私にふさわしいホテル」なんてドラマに向いてるように思えます。

 

 

 2 森 絵都(もりえと)

1968年生まれ。元々児童文学を書いてて、その後小説を書くようになったみたいです。小学生から高校生の心情を描くのがとても上手い作家だと思います。もちろん大人が主人公の作品もいっぱいあるのですが、その主人公の子供の頃の思い出を上手く描く事で現在の姿を浮かび上がらせていると思います。

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)直木賞を受賞しています。

 

【主な作品】

  • 「リズム」
  • 「ゴールド・フィッシュ」
  • 「宇宙のみなしご」
  • 「アーモンド入りチョコレートのワルツ」
  • 「つきのふね」
  • 「カラフル」
  • 「ショート・トリップ」
  • 「DIVE!」
  • 「永遠の出口」
  • 「いつかパラソルの下で」
  • 風に舞いあがるビニールシート
  • 「ラン」
  • 「架空の球を追う」
  • 「この女」
  • 「異国のおじさんを伴う」
  • 「気分上々」
  • 「漁師の愛人」
  • 「クラスメイツ」

 

永遠の出口 (集英社文庫(日本))

私のオススメは「永遠の出口」です。この作品は大人になった女性が小学校時代から高校生時代までをメインに振り替える構成になっています。小学校時代は今の30代後半から40代前半くらいの人が当たっているかと思います(多分)。

それでも子供の時の感覚として、普遍的な感情を描いている部分がとても多いので今の中高生が読んでも共感できるのではないかと思います。それに自分よりずっと上の世代の人がどんな学生時代だったか?を知るには良い本だと思いますよ。

特に初めて付き合うエピソードや初めてバイトをするところなどは、今もそんなに変わらないように思います。

 

もうひとつのオススメは「いつかパラソルの下で」です。

いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5)

これは、青春小説とは違うなーと思いますが、良かったので紹介しておきます。
主人公の女性が自分のルーツを探る話です。印象的だったのは主人公が「行為の際に濡れない女性」不感症というところ。今まで、そんな設定を描いた事もなかったので驚きました。

 

映像化している作品

森絵都作品の中で映像化しているのは

DIVE!!〈上〉 (角川文庫) とカラフル (文春文庫)風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

ですね。カラフルは映画とアニメになっています。アニメは原恵一監督作品です。

カラフル [DVD]

 

3 瀬尾まいこ

 1974年生まれ。学校の先生をしながら小説を書いていた人です。今では小説家に専念しているようですが、途中まで掛け持ちしていた事がすごいです。私の印象としては、彼女の作品には良い人ばかり登場しているように感じます。もちろん理不尽な事や悲しい事は起こるのですが、それを前向きに乗り越えていく姿に元気をもらえます。

 

【主な作品】

  • 「卵の緒」
  • 「図書館の神様」
  • 「天国はまだ遠く」
  • 幸福な食卓
  • 「優しい音楽」
  • 「強運の持ち主」
  • 「温室デイズ」
  • 「戸村飯店 青春100連発」
  • 「僕の明日を照らして」
  • 「おしまいのデート」
  • 「僕らのご飯を明日で待ってる」
  • 「あと少し、もう少し」
  • 「春、戻る」

幸福な食卓 (講談社文庫)

オススメは「幸福な食卓」です。読んで幸せな気持ちになれます。

ずいぶん前ですが映画にもなっています。正直、それはあまりオススメはしません。

原作を読んで瀬尾まいこさんの優しい世界観を味わってみて下さい。

 

 

 

以上です。

 

番外編 辻村深月(つじむらみつき)

番外編としては、辻村深月さんも入れようか?と少し迷いました。
妻が好きな作家です。私は彼女の作風がちょっと苦手です。前半に人物設定や背景の情報がたっぷりと書かれていて、それを読みのがしんどいのです。それが良いところだという人もいるので好みかと思います。

 

私が好きなのは

スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)

です。上巻を我慢して読めば、感動の下巻が待っています。

 

最後に

 

できる事なら、もっと若い時とき(出来れば高校生)に読みたかったと思います。読んでいれば何か違ったのかもしれないと思う作品ばかりです。

大人の方にもオススメですが、出来れば現役の中学生、高校生に読んでもらいたいです。

 

 

 

 

 

では、またどこかで。