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消しゴムBlog

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Ordinary People

普通であることの勇気を持とう

「幸せになる勇気」を読んで教育と愛について新しい考え方を知った。【感想】

「嫌われる勇気」の続編「幸せになる勇気」を読みました。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 【本の情報】

タイトル:幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ

著者:岸見一郎 古賀史健

出版:ダイヤモンド出版

発売:2016年2月

 

「嫌われる勇気」の続編

2013年に発売されて大ヒットした「嫌われる勇気」の続編です。続編と言っても前作を読んでいなかったとしても全然理解できます。少しだけ興味があるという方はコチラから試しに読んでもいいと思います。

今回も教えを説く「哲人」と悩みの多い「青年」の対話をベースにアドラーの思想をわかりやすく伝えています。


「嫌われる勇気」で登場した「青年」は前作で自分の進みたい道に進むことを決意したはずの青年でしたが、「青年」が進んだ道で困難に陥ってしまう。それは「アドラーの教え」が原因だと考えて「青年」は再び「哲人」の元を訪ねてくるのです。

 

本の内容とざっくり紹介

私なりの解釈ですが「どんな事が書かれているのか」をざっくりとまとめました。

  1. 自身の境遇について
  2. 家庭内の教育について
  3. 学校での教育について
  4. 対人関係について
  5. 愛について

以上です。

 2と3の「教育」と5の「愛」についてはあとで詳しく紹介します。


「自身の境遇について」ですが、これは今の自分の境遇に不満がある事の改善策が書かれています。簡単に言うと不満のある人は「悪い人の愚痴」と「かわそうな自分」の事ばかりがあたまにあるそうです。

大事なのは「これからどうするか?」という未来が重要なんだと詳しく書かれています。

 

「5の対人関係について」ですが対人関係はアドラーの教えの中でとてお重要な問題だと言っています。前作でもかなりの分量が書かれていました。

今回書かれていたのは「信頼」の重要性です。この部分に関してはちょっと考えが高度すぎるような気がしました。ここまでの境地に達するのはけっこう大変なんじゃないかと思います。

 

 

私が興味深く読んだ箇所

 この本で私が興味深かったのは「教育」と「愛」について書かれていたところです。自分にも子供がいるので、アドラーの教えを今後は意識しようと思います。

 叱ってはいけない、ほめてもいけない

アドラーの教えでは「賞罰教育」を否定しています。

叱ってしまうと「叱られないようにしか行動しなくなる」し
ほめると「ほめられる見かえりがないと行動しなくなる」という理由からです。

 

確かにその理屈はわかります。「ではどうしたらいいのか?」がここには書かれています。
それは相手に「理解させる事」だそうです。本の中盤で詳しく書かれているので読んでみて下さい。私はこの部分を読んでとても納得しました。

 

しかし同時に現実的に学校内ではこの方法は出来ないと思いました。
なぜなら相手に良い事や悪い事など理解させるにはとても丁寧に説明をしなければいけないからです。
一度に30名ほどを相手にする先生にはこれは現実的ではないと思います。

 

ここには「暴力はもっとも短絡的なコミュニケーション」とあります。
確かに長時間言い聞かせるよりも暴力に訴える場合の方が効率的です。


ご時世的に体罰は無いと思いますが、高圧的な言葉で相手に言い聞かせるのはよくある事だと思います。それは、その方法が一番てっとり早いからなんですね。

 

自分の子供にも「これはダメ!」と言った時に「なんで~」と聞かれる事がよくあります。その時は出来るだけちゃんと説明をしてあげないといけないんですね。気をつけたい事です。

 

「ほめて伸ばす」を否定せよ

 これも上記の「賞罰教育の否定」と重なっている部分はありますが、特に印象的だったのは「褒める事は競争を生む」という事です。皆が褒められる事を求めると競い合っていくそうです。
それは社会に出て「競争」は避けられないのだから、それでいいのでは?と考えてました。

 

しかし学校内での競争は「縦の関係」を生んでしまうのです。それでは学級内には自然と上下が出来てしまいます。アドラーの教えでは学校では「縦の関係」ではなく「横の関係」を大事に、協力する事を学ぶべきだと考えているようです。

 

現実的にはなかなか難しいとは思いますが、とても大事な事だと感じました。

特に社会に出てからは「横の関係」を築く事はなかなか難しいです。理想論とは思いましたが大事にしたいです。

 

愛とは「ふたりで成し遂げる課題」である

本の後半には「愛」について書かれています。愛に関する事は前作の「嫌われる勇気」には全く書かれていない事だったので、斬新でした。

 

そして上記の記述を読みました。「愛とはふたりで成し遂げる課題」の課題とは何か?
それは2人で協力して幸せになるという事です。

 

今まで一人称だった主語を「わたしたち」という2人称にして考えるという事らしいです。
確かにどちらか一方が「あなたのため」と相手にいくら貢献しても、一方は幸せになれないです。
当たり前の事ですが、文字にされると初めて気付かされたような気がします。

 

今後は常に「わたしたち」で何をするべきか?を考えるようにしようと思います。

 

こんな人におススメ

ぼんやりと不安を抱いている人には最適だと思います。
この本を読むと考えるべき事ややるべき事などを明確にしやすくなると思います。
気に入った言葉を常に見れるところにメモしておくと役に立つのではないでしょうか。

 

逆にとても深刻に悩んでいる人はあまり向かないかもしれません。
結構理想論じゃないかなぁと思うところもありますので。 

 

まとめ

自己啓発系の本は読んだ事がなかったのですが、この本は初めてでも簡単に読めるのでおススメです。

「嫌われる勇気」とまとめて読むと新しい考えに気づかせてくれる本です。

 

 

 

 

 では、またどこかで。