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消しゴムBlog

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Ordinary People

普通であることの勇気を持とう

映画「クリーピー偽りの隣人」もっと狂っていいだよって言いたい。

映画・ドラマ

映画「クリーピー偽りの隣人」を観ました。
全体的には満足のいく映画だったけど、ちょっと寂しかった。

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http://eiga.com/movie/82611/photo/

 

【映画情報】

タイトル:クリーピー 偽りの隣人

監督:黒沢 清

出演:西島秀俊香川照之竹内結子東出昌大川口春奈藤野涼子

原作:前川裕「クリーピー」(光文社)

公開日:2016年6月18日

上映時間:130分

 

簡単なあらすじ

元刑事で犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)は、大学で犯罪心理学を教えている。刑事時代に犯罪者の心理を読み誤るというミスから警察を辞め、妻の康子(竹内結子)と新居に引っ越していた。
ある日、高倉の元に刑事時代の同僚の野上(東出昌大)が訪ねてくる。6年前に起きた一家失踪事件の分析を依頼しに来たのだ。唯一の生き残りである女性(川口春奈)の記憶を探るが真相は判らなかった。
一方、高倉夫婦は引っ越し先の隣人である西野(香川照之)に違和感を感じていた。表現のしようがない不気味さがあった。そんなある日、高倉は西野の娘(藤野涼子)から「あの人はお父さんじゃありません」と告げられるのだった・・・

 

大体のあらすじは予告編通りかなと思います。ただ、香川照之の気味の悪さは予告以上かと思います。


『クリーピー 偽りの隣人』予告編

 

 

全体的にすごく不気味で面白かった

いつもの黒沢監督の作品だと結構ダルいなーってところが序盤からあったりするのですが、今回はそういう事もなく展開もスピーディに感じました。
畳み掛けるようにいろんな出来事が起こるので飽きさせないです。

 

なんと言っても映画の最初から最後まで漂う不気味さは気持ち悪く、それでいて物語も把握できる。
これは原作がしっかりしているのか?脚本家の影響なのか?はわかりませんが、良い意味でも悪い意味でもお客を意識している作りだったと思います。

つっこみどころが満載というレビューを見かけますが、それを気にしていたら黒沢作品はキリがないので適度にスルーした方がいいでしょう。 

 

香川照之藤野涼子が素晴らしい

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http://eiga.com/movie/82611/gallery/12/

 

この映画の中で存在感を出していたのは「香川照之」と「藤野涼子」の2人ですね。

香川さんに関しては期待通りの気持ち悪さしたが、その娘役の藤野さんも負けないくらいすごい存在感を出していました。
あまり言ってしまうとネタバレになってしまうので伏せますが、とにかくただのか弱い女の子という存在ではありません。
まだ高校生という事なのですが、今後が楽しみな女性ですね。
とても細くて小さく見えるのですが、芝居をすると不思議と引き付けられます。

 

凄く好きだった箇所

隣人の西野家の地下室みたいなところです。
「うわーなんだ!これ!」ってなって本当にゾクゾクしました。
最高です!

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残念ながら傑作ではない

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http://eiga.com/movie/82611/gallery/10/

 

序盤から後半まではとても満足できたのですが、クライマックスから個人的にはちょっと物足りない気がしました。

私の期待している黒沢清監督の映画はもっと狂っていてほしいのです。
もうどんどん突き放してほしいのです。

 

見終わったあとに「何なのあれ?どういう事?」ってなって欲しかったです。

 

確かにそんなにお客を突き放してしまうと「意味不明な映画」という評価をされてお客さんも入らないでかもしれないです。

 

最初からそんな展開だったら意味不明と言われるかもしれないですが、クライマックスからの展開はもっと作家性を出しても許されるように思っています。
そして、それが許される数少ない監督だと認識しています。

今回の映画を観ていて途中までは過去作品の「CURE」を匂わせる雰囲気がありました。しかしこの映画はそれには及ばないと思います。それだけにもったいない気がしていて少し寂しいです。

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こんな人にオススメ

黒沢清」って名前は聞いた事はあるけど映画は観た事ないな〜って人にはオススメしたい映画ですね。 監督の世界観はこの映画でも十分伝わります。
普通にデートとして観に行ってもいいかと思いますね。

 

 

 

まとめ

いつもマイナー感のある「黒沢清映画」ですが、今回はお客受けをしっかりと狙ってきたのかなという印象です。

黒沢監督ファンの人にはちょっともの足りないかもしれないですが、多くの人が楽しめる映画になっていましたよ。

 

 

 

 

では、またどこかで。

 

 

 

 

 

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