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Ordinary People

普通であることの勇気を持とう

映画「独裁者と小さな孫」すごく解りやすく人間の愚かさを教えてくれる。

映画「独裁者と小さな孫」をDVDで観ました。

テーマは重たいけどすごくわかりやすいので

オススメですよ。 

独裁者と小さな孫 [DVD]

 

【映画情報】

タイトル:「独裁者と小さな孫」

監督:モフセン・マフマルバフ

出演:ミシャ・ゴミアシュビリ、ダチ・オルウェラシュビ

日本公開:2015年12月

上映時間:119分

製作国:ジョージア・フランス・イギリス・ドイツ合作 

  

簡単なあらすじ

独裁政権が支配する国でグーデターが起きた。これまで国民から搾取した金で贅沢な暮らしを送り、政権維持のため多くの罪なき人々を処刑してきた老齢の独裁者は、幼い孫と共に逃亡生活をおくることに。羊飼いや旅芸人に変装して 正体を隠しつつ海を目指す彼らは、その道中で驚くべき光景を目撃する。(引用:映画.com)

あくまでも架空の国の話です。参考にした国はいろいろありそうなんですが、モデルの国がわからないように作っている事でフィクションとして捉えるので、私としては物語に入りやすかったです。

映画の中で描かれている描写がけっこう生々しいので、架空の国にしておかないとキツイのかなとも思いました。

 

 

独裁者がいなくなった後の世界がメイン

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この映画で描かれているのは独裁者がいなくなった後の世界です。
当然の事ながら元独裁者とその孫は逃げます。今まで虐げられた人々が彼らを処刑にしようとしているからです。この状況は映画を観る前に予想できた事ですが、彼らが道中に見る光景は想像以上に酷かったです。

 

独裁者がいなくなったからと言って幸福が訪れるわけではないのです。なぜならクーデターを起こした軍隊は、私利私欲に走りやりたい放題なのです。

強奪・殺人・レイプなどが淡々と描かれているのですが本当に残酷で人間の愚かさを教えてくれています。

 

独裁政権が倒れれば何かが変わると思ったのに何も変わらない現実がそこにあるのです。

 

ラストにはわずかな希望を見せるシーンがありますが、それが監督の描きたかったものなんだろうなと思います。
 

  

 

子供の目線が心をうつ

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独裁者と共に逃げる孫の目線が観ている者の心を強くうちます。
まず「独裁者」というものをよくわかっていないのです。とにかく陛下にお願いすれば何でも願いは叶うと思っているのです。

 

何で逃げるのか?何でもう陛下と呼んではいけないのか?
クーデーターが起こった後の状況にまったくついていけないのです。
目の前で起こる理不尽な暴力を純粋な目で見ているの姿は、本当に切なくなります。

 

そしてこの子役の芝居はめちゃくちゃ上手いです。日本の天才子役どころの話ではありません。

宮殿では「生意気な子供」、クーデター後は「わけもわからずに逃げる子供」を見事に演じております。

 

 

 

 

 

こんな人にオススメ

独裁政権やそれが崩壊した後に起こる事など、日本にいたら全然現実味のない状況ですが、世界のどこかの国で起こっている事だと思います。そんな事を少しは勉強したい人は是非見た方がいいと思います。
生々しい描写は確かにありますが、血生ぐさくならないようにうまく表現されています。 

 

  

 

まとめ 

重い映画のようで、極力重たくならないようにしているところが素晴らしかったです。監督のひとりでも多くの人に見てもらいたいという思いを感じました。

良作ですよ。

 

 

 

 

 

では、またどこかで。 

 

 

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