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普通であることの勇気を持とう

小説「殺人出産」を読みました。発想が面白いので、だれか映像化してほしい。

「コンビニ人間」で話題の村田沙耶香さんの小説「殺人出産」を読みました。

芥川賞を受賞した人だから、ちょっと苦手な文章かもなー?なんて思っていましたが、少なくとも本作はそんな事はなく、すごく読みやすかったです。

「殺人出産」以外にも短編がいくつか入っているのでそちらもオススメです。

 

殺人出産

【本の情報】

タイトル:殺人出産

著者:村田沙耶香

出版社:講談社

発売時期:2014年7月

 

簡単なあらすじ

「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい──。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない……。(引用:Amazon

「10人出産すれば1人殺してもいい」世界ってどんな世界なの?って思って読みはじめました。それなりに世界観は構築されているのですが、細かい事を気にしはじめると粗い部分はあると思います。

細かい事は気にせずに読み進めてた方がいいです。

 

そして「殺人出産」以外に「トリプル」「清潔な結婚」「余命」という短編も入っています。どの話も設定が面白くて、「世にも奇妙な物語」のような印象を受けます。

 

 

ありえそうな世界

「殺人出産」やその他の短編もそうですが、まったくもってありえない事もないのでは?と思わせる世界です。

冷静に考えるとやっぱり「ありえないでしょう」となりますが・・・・。
一瞬の説得力はあります。

 

「殺人出産」は少子化が発端になっています。

「トリプル」は若者の男女の付き合い方についてです。

「清潔な結婚」は結婚に対する考えについてです。

「余命」は現代の医療技術の発達についてです。

 

どの世界も行き過ぎるとこんな世界もありえるのでは?という感じで書かれております。

 

 

感情は変わらない

描かれている世界では「これが普通」と思える事が、今の「普通」とは違っています。それでも登場人物たちの感情は今の自分たちと同じで、きちんと喜怒哀楽があるのです。

 

ただし何にどういう形で愛情を傾けるのか?が違っていたりします。

 

例えば「トリプル」で表現されているのは3人で付き合う事が「普通」とされているのです。
物語では、「カップル」という考えと「トリプル」という考えがそれぞれ対立しているという所も面白いし、もしかしたらありえない事でもないのかなと感じました。

 

 

 

海外の監督に映像化してほしい

個人的には発想がすごく面白いので、是非とも海外の映画監督に映像化してほしいなーなんて考えてしまいます。

私の今気になっているヨルゴス・ランティモス監督が映像化したらきっと面白くなるんじゃないかなと思いました。

日本人が監督してしまうと「世にも奇妙な物語」みたいになってしまうでしょうね。ダメとは言いませんが、ちょっともったいない気がします。

 

 

 

まとめ

もっと小難しい事を書いているのかと先入観を持っていましたが、そんな事はなかったです。次は「コンビニ人間」でも読んでみようかなと考えております。

私のように避けていた人は是非読んでみて下さい。

 

 

 

では、またどこかで。

 

 

 

 

殺人出産

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