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ローマンという名の男 〜信念の行方〜 タイトルは微妙だが観ても損しない映画

「ローマンという名の男 〜信念の行方〜」を観ました。

デンゼル・ワシントンが不器用な男を見事に演じております。

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【映画情報】

タイトル:ローマンという名の男 〜信念の行方〜

原題:Roman J. Israel, Esq.

監督:ダン・ギルロイ(映画「ナイト・クローラー」)

出演:デンゼル・ワシントンコリン・ファレル

公開:日本劇場未公開(2018年9月〜レンタル開始)

 

あらすじ

長年法律事務所で裏方の仕事をしてきた、有能だが見た目のさえない人権弁護士ローマン・J・イズラエル
ある日、パートナーで事務所代表のウィリアムが倒れたことを機に帳簿を調べる内に、事務所の資金調達に不正があったことを知り信念を大きく揺さぶられていく。
さらに、利益優先の凄腕弁護士ジョージ・ピアスに雇われ、殺⼈事件を担当することになるが、その裁判で不正が⾏われていると知り、自分の人生を変える大きな問題に足を踏み入れていく・・・。

引用:アマゾン 

あらすじを読んだ時は、なんとなくサスペンスなのかな?と思ってしまいましたが、実際はヒューマン・ドラマという感じです。

 

 

 


ローマンという名の男 ー信念の行方ー (字幕版) - Trailer

 

まずタイトルがイケてない

長い!

フックになる部分が何も無い!

作品の内容が全く想像できない!

 

という邦題としては中々のセンスの無さを感じてしまうタイトルです。

もう少し引っかかりのあるタイトルならば注目されたのでは?と思ってしまう。

それくらいにこの映画の完成度は高い。

  

あまり見た事の無い主人公のタイプ

あらすじでも紹介されていますが、この映画の主人公は人権派の正義感が強い弁護士。
ヒーローのように感じるかもしれないが、これが全然かっこよく無い。
ともて不器用な性格なので、うまく立ち回れない・・・。
それでいて確固たる信念は曲げられないので周囲からは変わり者に見えてしまう。


「正義感が強い」というのは主人公像としては、よくある設定であるけども、その場合は活躍する姿が描かれている事が多いと思います。このローマンという名の男は、そんなヒロイックな活躍とは程遠く客観的に見ればみじめな姿が描かれている。

 

そんな主人公像をすぐに理解出来なかった自分としては、映画を観ていて序盤は少し戸惑ってしまった。だってデンゼル・ワシントンがそんな役柄を演じると思ってなかったし・・・・・・。

 

 

強い信念を持つべきなのか?という問いかけ 

「正直ものはバカを見る」ってよく聞くけど簡単に言うとそんな終わり方をしてしまうのが本作です。

嘘も方便って事で容量良く生きられればいいんじゃないかと感じてしまった。ただし、そういう生き方は自分には出来ないのだと悟るローマンの姿は、観る人それぞれの生き方を考えさせられる力があり、心に響くものがあった。

 

こんな味はデンゼル・ワシントンにしか出せないと思う。

 「フェンス」や「フライト」でも演じているデンゼル・ワシントンの人間像はとても味があるので是非オススメしたいです。

 

フェンス(字幕版)

フェンス(字幕版)

 

 ↑こちらも劇場未公開だったと思う。

 

フライト (字幕版)

フライト (字幕版)

 

 

 

 

エンタメ要素が少ない

はっきり言ってこの企画は、日本映画だったらまず成立しないと思う。

正直で不器用な男が理不尽に立ち向かい、大成功を収めるなら多くの人に受け入れられると思う。(例えば、池井戸潤の小説「下町ロケット」のような感じ)

ネタバレになってしまうが、この映画はそうはならないのです!

 

しかし!だからこそローマンという男の生き方が心に残るとも言える。エンタメ要素が少ないと書いたけど、ローマンの周囲の環境は目まぐるしく変わっていくので、退屈するかとか?と聞かれればそうでもない。

ローマンが音楽が好きで映画の中で移動中にずっと聞いているのだが、その音楽がBGMとして劇中に流れているのが、また渋い。

 

 

監督はダン・ギルロイ 共演はコリン・ファレル

監督は「ナイト・クローラー」のダン・ギルロイです。「ナイト・クローラー」は私の好きな映画なので、今回も期待してしまった。少しハードルを上げて観たので残念な部分もあったけど、テーマがちょっと難しかったかなと・・思います。
今後もチェックしておきたい監督です!

 

共演はコリン・ファレルだったが、とても良い味を出していた。
最近の彼のイメージが「聖なる鹿殺し」のイカれた役だったので、最初は全然気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

まとめ

エンタメ要素は少ないけれど、映画好きが見て損をしない映画です。

デンゼル・ワシントンの隠れた名作となってしまいそうだったので、久々にブログを書こうと思わせてくれる映画だった。(というか、忙しさにかまけて書いてなかった事も原因ですが・・・)

 

 

では、またどこかで。