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普通であることの勇気を持とう

映画「デトロイト」なぜこんな酷い事が起こったのか?考える余地をくれる映画です。

映画「デトロイト」を観ました。

ちょっと重たい映画でしたが、観てよかったよ。
中盤を我慢すれば面白い後半が待っていた!

 

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【映画情報】

 タイトル:デトロイト

出演:ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、アルジー・スミス

監督:キャサリン・ビグロー

公開年:2018年1年

上映時間:142分

 

あらすじ

67年、夏のミシガン州デトロイト。権力や社会に対する黒人たちの不満が噴出し、暴動が発生。3日目の夜、若い黒人客たちでにぎわうアルジェ・モーテルの一室から銃声が響く。デトロイト市警やミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元の警備隊たちが、ピストルn捜索、押収のためモーテルに押しかけ、数人の白人警官が捜査手順を無視し、宿泊客たちを脅迫。誰彼構わずに自白を強要する不当な強制尋問を展開していく。

 引用:映画.com

 

 

主役の存在感とは?

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主役の警備員の存在感がよくわからなかった。彼が現場に居た事でどんな影響があったのだろうか?と思ってしまう。客観的に状況を見るポジションなかもしれないが、ポスターにも載っているわけだし・・どんな役割なのか無駄に考えてしまった。

また警備員という立場がどれくらいの存在なのか?
と思ってしまう。警察が一目置いているのはなぜなのだろうか?
事実に基づいているだけに登場しなければいけなかったのかな?と思ってしまう。

この辺は残念なところだった。

 

 

なんで?と腑に落ちない事が・・・(ネタバレ)

なぜ?本当の事を言わないのか?と気になってしょうが無い!事がある。 
少しネタバレになってしまいますが、暴動を起こしている一部の黒人に対して、警察は異常に警戒しています。特に狙撃される事は要注意なんです!
劇中で少し悪ふざけで黒人がおもちゃの銃を窓から撃つのですが、その事を真に受けた警察が大勢押しかけてきて大変な事になってしまうのです。

ここから警察から酷い尋問が始まるのですが、誰も本当の事を言わないのです。
誰かひとりくらい「あれは、おもちゃの銃だったんだ!」と言ってもいいと思ってしまうのです。それくらい警察の尋問は酷いものです。

これが見ていて本当に腑に落ちない事で「なんで?」と気になってしょうがない事でした。映画自体の出来はとても良いので、ちょっとした疑問で集中が削がれるのはもったいないです。

 

 

あまりにも狭い所で長いくだり・・・

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この映画は「デトロイト」というタイトル通り、デトロイト暴動を描いているのだが、物語の大部分がとあるモーテルでの出来事に費やされている。

 

これが長すぎる!もっと全体的にどうなっているのか?を見せて欲しいという欲求にかられてしまう。もしかしてこれだけで映画が終わってしまうのでは?と妙な心配をしてしまう。

おそれく物語の中心である「モーテルでの尋問」の閉塞感なども体感させたかったのかな?と推測出来るのですが・・・やっぱい長いよね・・・

 

 

なぜこんなに非道い事ができるのか?

観ていて感じたのは「白人警官」達がひどすぎる事!とてもしつこく黒人をきつく尋問するのです。しかも決めつけです。なぜこんな事ができるのか?

その疑問を持ちながら観ていて思った事は「もしかして白人警官はこれが正義だと思っているのでは?」という事です。

 

「白人は正義で黒人は悪なんだという」ひどく偏った考えを持っているからこんな事ができるのではないだろうか。

劇中で白人警官はやっても居ない狙撃を何とかして白状させようとします。そこには黒人は悪という決めつけがあって、しかもそれを正すのは自分達しか居ないという焦りすら感じてしまいます。先入観や偏見がこじれてしまうと、ここまで滑稽な事になってしまうのだなと感じた。 

 

 

いろいろ考える余白をくれる映画

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序盤から中盤にかけて長々とつづく「モーテルの尋問」には少し疲れてしまうのですが、この映画が素晴らしいのはその後の描き方だと思う。

このモーテルに居合わせた白人・黒人のその後が描かれているのですが、それがなんとも言えず「人生」を感じさせてくれる。これを上手く説明出来なくてもどかしいのですが、少なくとも物語として本当の正義が執行されるような展開は待っていない。

 

ただこの映画を通してそれぞれの人生を教えてもらい、そして「デトロイト暴動」とはなんだったんだろう?なんでこんな事になってしまったんだろう?と考えさせてくれる。これは事実を元にしているからだと思う。

 

この点が他の映画とは違っていて、明確な問題の投げかけをするのではなく、事件とその後の人生を描く事によって、観た者に考える余白を与えてくれているのではないかと思う。これは何かを主張するよりもよほど上手く描かないと出来ない演出だと思う。

 

 

 まとめ

重たそうな映画で、やっぱり重たい映画だったけれど、観た後にはきっと何か感じる事ができる作品だと思います。まだ観てない人は是非! 

 

デトロイト(字幕版)

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 では、またどこかで。