映画「はじまりのうた」を観ました。
すごく楽しかった。
今まで観てなくてごめんなさい。
【映画の情報】
タイトル:はじまりのうた
監督:ジョン・カーニー
日本公開:2015年2月
上映時間:104分
上映時間がちょうどいい感じの長さになってますね。
ほんと気軽に見れますよ。
簡単なあらすじ
製作した曲が映画に採用された恋人のデイヴとともにイギリスからニューヨークへやってきたシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)だったが、デイヴの浮気により彼と別れて、友人のスティーヴを頼る。
スティーブは失意のグレタを励まそうとライブバーに連れていき、彼女を無理やりステージに上げる。グレタが歌っていたところ、偶然その場に居合わせた落ち目の音楽プロデューサー・ダン(マーク・ラファロ)の目に留まる。ダンはグレタに一緒にアルバムを作ろうと持ち掛ける。 (引用:Wikipedia)
主役のグレタとダンが出会うまでの構成がうまいです。それぞれの過去の大事なところだけをチョイスして、説明しているのですが、全然説明くさくないのです。
見事ですよ!
『ONCE ダブリンの街角で』監督が手掛けたドラマ!映画『はじまりのうた』予告編
音楽の使い方が上手すぎてビビる
映画の演出に音楽ってかなり大事なものだと思います。音楽が入る事によって気持ちが昂ぶる事はよくあるので、演出には欠かせないものだと思います。
しかしですね。音楽を入れればなんでも良いとうものではないです。下手な監督が使うと
「音楽が邪魔だったな!」とか「あの音楽の入れ方なに!?」みたいな事にもなりかねないです。
ところが、本作のジョン・カーニー監督の音楽の使い方は今まで私が観てきた映画の中でも最高レベルの上手さです。
本編中は音楽はこれでもか!というほど入っています。
普通こんなに音楽が入っていると「もういいよ飽きたよ・・」ってなってしまうものです。
それが飽きないのです。各場面ごとにちゃんと当てはまる音楽を入れているのです。
こんな事ができる監督がいるなんて驚きでした。
メジャーとインディーズの違い
ただの音楽がイケてる映画で終わらないのが本作のすごい所です。
この映画の中でメインの話になるのが「デモ音楽」を作る事です。しかし、金も無いのでニューヨークの至るところで録音してやろうというもの。
その制作過程でさまざまなストーリーがしっかり展開されています。
そして、考えさせられるのが
「音楽を作る過程を楽しむ事」と「音楽を多くの人に聞いてもらう事」の違いです。
これがインディーズとメジャーの違いなのでは?と考えさせらます。
この辺は本編を見て感じてもらればと思います。
キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロ
主役の2人の芝居がすごくよかったです。私の2人にもっているイメージがそれぞれ、この手の映画とはかけ離れていたのでギャップがすごくありました。
私のもってるキーラ・ナイトレイのイメージは「危険なメソッド」
http://eiga.com/movie/57539/gallery/4/
そしてマーク・ラファロは「ソディアック」です。
http://nonchin124.blog66.fc2.com/blog-entry-928.html
なんだかゴメンよ・・・。
2人ともすごく役柄にハマっていましたよ。
こんな人にオススメ
これぜったい女子は好きだと思いますよ。部屋デートで映画を観る事になったらこれは抑えておいて間違いないでしょう。
それから音楽好きな人にもオススメしたいです。多分好きになると思います。
まとめ
この映画を観ていると、ほんとに監督は音楽が好きなんだなぁーと感じます。
MV出身の監督って映像の演出に偏ってしまいがちなんですが、彼は映画の中でいかに音楽が生かされるかとちゃんと考えている人だと思いました。
今度公開される「シング・ストリート 未来にうた」も観たいですね。
では、またどこかで。
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