私の大好きな「トゥルー・ディテクティブ」のシーズン3。
ずっと見たかったのに、なかなか見れず・・・期待値高めでやっと見れた!
渋い!いいよ! でもちょっとこれは受け止められる人が少ないと思う。
私も正直ちょっとしんどい瞬間はあった。
<作品情報>
タイトル:トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査
出演:マハーシャラ・アリ、スティーヴン・ドーフ、カーメン・イジョゴ
時間:487分(全8話)(1話大体1時間)
監督:ニック・ピゾラットほか
あらすじ
本作の舞台は、シーズン1の舞台ミズーリ州と州境を接する
アメリカ南部の州 アーカンソー州
どこか陰鬱で閉鎖的な雰囲気の漂うこの土地で、幼い兄妹の失踪事件が発生
男の子の遺体が不可解な姿で発見される
遺体のそばに置かれた藁人形、採取された10年前に死んだはずの少女の指紋、
錯綜する記憶、新たな手がかり、いくつもの嘘、冤罪、そして暴かれる真実…
このドラマは「TERUE DETECTIVE」というシリーズの3作目です。
これまでにシーズン1、2とありますが話はそれぞれ全く違う話なので、それぞれを単独で観ても全然問題ないです。
基本的には2人の刑事の物語です。私はこのシリーズは大好物でして、過去作の事も書いてます。
これがやはり最高ですね!
キャストは豪華だったんですが・・・
いきなりおじいちゃん
冒頭からいきなり戸惑ってしまうのですが、マハーシャラ・アリがおじいちゃんになっている。時代を区切って描くのはこのシリーズのお得意の描写なのですが、いきなりもう人生の終盤になっているのは驚いた。
ちなみに3つの時代に分かれていて「事件発生当時」「事件から10年後」
「事件から35年後」となっています。
この35年後は、多分エピローグ的な感じだろうと思っていたら、終盤ではこれがメインになってくるからびびります。すごい脚本だな!としびれた。
事件解決の意味は?
主人公の記憶があいまいな事と事件が35年後も解決していない事が序盤ですぐに判る。
そうなってくると、この事件を解決して意味あるのか?と思ってしまう。
主人公達は迷宮入りで終わった事件を、ずっと追いかけている状態にある。
「自分達にとっては終わってない!」という姿勢は判るが客観的に見ていると、「今さら解決しても・・・」と思ってしまう瞬間がある。
つまり主人公達と想いを共有できない状態になってしまう。
やっぱり王道のカタルシスが欲しくなる
途中は色んな展開があってよいと思いますが、やっぱり終盤は王道の展開が欲しくなってしまいます。そして、王道のカタルシスであって欲しい。
どうしてもシーズン1のようなものを追い求めてしまっている自分が悪いのかもしれない。でもベタな展開で終わって欲しかった。
ただ、決して悪いわけではない。
人生の終盤に差し掛かった元刑事が、事件の決着を付けに行くところは中々テンションがあがる。
家庭面を描きすぎた
マハーラシャ・アリとその妻は事件をきっかけに知り合い、やがて結婚する。
彼にとって忌まわしい事件と家族は常に一緒にあるという複雑な関係になってます。
この家庭の描写(妻とのやりとり)がちょっと退屈だった・・・。
物語の構成上、どうしても必要ではあるけど、夫婦喧嘩ってどんなに上手い役者が演じたとしても、あまり見てられるものではないですね。
まとめ
結構マイナスな事を書いてしまったけど、それでも好きは好き。
もし「シーズン4」があるなら、絶対見たい!
今回、改めて思った事は「シーズン1」の凄さ。
知らない人は、これだけでも観て欲しい。
では、またどこかで。